SPDRゴールド・シェア (1326)

概要

SPDRゴールド・シェアは、世界最大の金ETFであり、金価格に連動することを目指す投資信託です。物理的な金を裏付けとした信頼性の高い運用を行っています。

項目

詳細

銘柄コード

1326

上場市場

東京証券取引所

運用会社

ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー

信託報酬

0.40%(税込)

純資産総額

約12兆円(2025年4月現在)

設定日

2004年11月18日(米国)

上場日

2008年6月30日(日本)

取引単位

1口

NISA区分

成長投資枠対象

主な特徴

1. 世界最大規模の金ETF

  • 純資産総額約12兆円の世界最大級のゴールドETF

  • グローバルで幅広い投資家層から支持

  • 日々の取引高が大きく、高い流動性を確保

2. 運用の透明性

  • 長期の運用実績と確立された運用体制

  • 厳格な金の保管・監査体制

  • 1口あたり約0.1オンス(約3.1グラム)の金の価値を反映

3. グローバル展開

  • NYSE Arcaなど世界主要市場に上場

  • 国際的な知名度と信頼性

  • 複数の通貨での取引が可能

パフォーマンス分析

市場実績(2025年4月現在)

  • 直近価格:42,490円(2025年4月11日時点)

  • 年初来リターン:+10.91%

  • 1年間リターン:+24.8%

  • 設定来リターン:+534%(2008年日本上場時比)

市場ポジショニング

  • 純資産総額:約12兆円(グローバル全体)

  • 日本の金ETF市場での圧倒的シェア

  • 日次売買代金:数億円規模

投資戦略と活用方法

想定される投資家層

  1. 機関投資家

    • 大口取引の容易さ

    • グローバルな流動性の活用

  2. 個人投資家

    • NISA口座での運用

    • 少額からの金投資

  3. 長期投資家

    • 資産分散の手段として

    • インフレヘッジとして

推奨ポートフォリオ配分

  • 保守的投資家:15-25%

  • バランス型投資家:5-15%

  • 積極的投資家:0-10%

リスク要因

主要なリスク

  1. 価格変動リスク

    • 金価格の変動

    • 為替レートの変動

  2. 運用コスト

    • 比較的高い信託報酬(0.40%)

    • 長期保有での影響

  3. 市場リスク

    • 金市場の流動性変動

    • 地政学的リスクの影響

比較優位性

  1. 流動性

    • 世界最大の金ETFとしての取引しやすさ

    • タイトなビッド・アスクスプレッド

  2. 信頼性

    • 20年近い運用実績

    • 確立された管理体制

  3. アクセシビリティ

    • 1口単位での取引

    • NISA対応

まとめ

SPDRゴールド・シェアは、世界最大の金ETFとしての圧倒的な流動性と長期の運用実績を持つ、信頼性の高い金投資商品です。信託報酬がやや高めである点は留意が必要ですが、特に機関投資家や大口取引を行う投資家にとって、最も使いやすい金ETFの一つと言えます。